政治・経済
国際
社会
科学
歴史
文化
ライフ
連載
中公新書
新書ラクレ
新書大賞

ブランド住宅街と混沌とした街が同居する新宿区。すべてを満たした街と風情のない街を抱える渋谷区の「輝く街・くすむ街」

牧野知弘の23区「街間格差」第3回
牧野知弘

大久保、百人町から感じる混沌さ

一方で四谷、市谷から新宿駅に近づくにつれて「街」の雰囲気はだいぶ変わります。

山手線と明治通りに挟まれたエリアにある大久保は「コリアンタウン」として名を馳せていた時期がありましたが、現在ではこれにイスラム系の住民も多く合流したことでさまざまな言葉が飛び交い、場所によっては混沌とした雰囲気になっています。

大久保駅の西側の北新宿は柏木と呼ばれたところで、すでに住民の4人に1人以上が外国籍とされています。異国好きの人にはたまらないと思いますが、こちらも混沌とした印象は否めません。

新大久保の通称"イケメン通り"(写真提供:Photo AC)

山手線と中央線が分岐するエリアにある百人町は、新大久保駅と大久保駅に跨がる「街」です。このエリアにも外国人が多く住み、独特な雰囲気を醸し出しています。

お店をやるには新宿至近なのに家賃が格安なため、ここを重点的に狙う事業者もいますが、「落ち着いたところで暮らしたい」と考えるような方に、相性が良い街とは言えないかもしれません。

1  2  3  4  5  6