コロナ禍でも加速する脱炭素
─現在も続く新型コロナ感染症は、人々の生活様式にまで変化を促しています。ピンチをチャンスにと言われますが、歴史的な災厄に見舞われる現状を、脱炭素社会への追い風に変えることは可能でしょうか。
可能だと思います。そして、それができなければ日本は人口減少に加えて、世界から取り残され、本当にガラパゴスになってしまう。私は明るい未来を作りたい。そのためにはどうするか。世界を見ると「コロナ禍だからそんな大きな変化を求めている場合じゃないよ」という議論ではなく、コロナを機に脱炭素政策を強化、加速させています。私は環境大臣として、気候変動対策の手を緩めるつもりはありません。むしろ、加速させなければいけないと思っています。
〔『中央公論』2021年3月号より抜粋〕
小泉進次郎(環境大臣)
〔こいずみしんじろう〕
1981年神奈川県生まれ。関東学院大学卒業。米コロンビア大学大学院修士課程修了(政治学)。父・小泉純一郎元首相の秘書を経て、2009年衆議院議員初当選。内閣府大臣政務官・復興大臣政務官、自民党筆頭副幹事長、厚生労働部会長などを歴任。
1981年神奈川県生まれ。関東学院大学卒業。米コロンビア大学大学院修士課程修了(政治学)。父・小泉純一郎元首相の秘書を経て、2009年衆議院議員初当選。内閣府大臣政務官・復興大臣政務官、自民党筆頭副幹事長、厚生労働部会長などを歴任。