馬込、池上などで懸念される「空き家問題」
大田区はそもそも古くからの住宅地が多く、このエリアに住宅を構えてきた戦中世代、もしくは団塊世代の家で大量の相続が今後発生することが予測されています。
2018年の住宅・土地統計調査によると区内の空き家率は11・3%。東京都全体の10・6%に比べ、すでに高い数値を示していることになりますが、今後このエリア内では相続が大量に発生することが予想されていて空き家が増加してきそうです。とりわけ馬込や池上といった古い住宅地ではこうした傾向が強まるものと予想されます。
なお馬込付近は閑静な住宅地ですが、都心と繋がるのは都営浅草線のみです。都営浅草線の泉岳寺以南は行き止まりの路線、いわゆる「盲腸線」になっています。
今起こっている泉岳寺付近の発展から取り残されている印象も強く、大量相続を乗り越え、今一段の脱皮が必要なエリアだと感じています。