- 怖いほど簡単になった先祖探し
- 戸籍広域交付制度で取得が容易に
怖いほど簡単になった先祖探し
先祖探しというと、何となく興味があっても、「大変そう」「難しそう」と思う方が多いかもしれません。つい2〜3年前までは、実際その通りでした。
ところが、ここ最近は先祖の戸籍をさかのぼって取得することが、市区町村の役所で簡単にできるようになりました。「さっき役所に行ったら、5代前までの戸籍を2時間くらいですべて出してもらえました」などという声もよく聞きます。
さらには、取得した戸籍で判明した先祖名をあるウェブサイトで検索すると、その方に関する記事が見つかることも当たり前になってきました(しかも怪しいサイトではなく、国の機関が提供しているものです)。
私は仕事として先祖調査・家系図作成を専門に行っておりますが、近年の急激な簡素化は怖いほどです。この「怖い」には、単にすごいという意味に加えて、個人の記録がこんなにも簡単に見られてしまうことへの不安も含まれます。
いずれにしても、近所の役所に出向けば先祖の戸籍を簡単に入手でき、そこからスマホ・PCで先祖(父母・祖父母も含みます)の名前を検索すれば、幕末からのご先祖様の足跡に出会える可能性が高いのですから、生涯のうちに一度は「先祖探し」なるものを行って、自身の家系図を残しておいてもよいのではないでしょうか。
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