「予備選」も一つの選択肢に
――今年7月に日本維新の会の橋下徹・元代表とインターネット番組に出演した際、野党間の予備選の実施に前向きな考えを示されました。
それが結論というわけではなく、候補者を選ぶには「予備選がベストだ」ということで話をしました。党員選挙にすると、党員数の多い政党の候補が勝つに決まっているので、一般選挙で決めるのが公平で一番良い。ただ、予備選には時間もかかるし、難しいということであれば、各党が世論調査を持ち寄ってその中で最も強い候補を出せばいい。他の党は、自分の候補を引っ込めるというか、公認しなければいいのです。今の野党で、党の公認なしで出られる人間なんていません。
――予備選などで候補者を一本化する場合、野党各党の執行部の力量も問われますね。
そうです。リーダーの手腕です。約束をして、後から「駄目でした」なんて言うリーダーでは駄目です。自分の党だろうが他の党だろうがかまわない。要は自民党に勝てばいいのです。ゴタゴタ言うのは、政権を取ってからにすべきです。政権を取ったらみな黙ります。