小沢一郎 3度目の政権交代は「次期衆院選」で――「日本改造」に向けて最終決戦
小沢一郎(立憲民主党衆議院議員)
死ぬ気で全国を回る
――3度目の政権交代実現に向けて、ご自身はどのような役割を果たすおつもりですか。
僕は選挙を担当したいと思います。民主党の代表だった2007年から09年にかけて全国を徹底して回りましたが、今度もまた死ぬ気でやります。今もボチボチとやっています。くたびれますが、それでもまた、徹底してやります。
――政権交代実現の目標時期は次の衆院選、あるいはそれ以降でしょうか。
次です。次が駄目なら、野党は半永久的に政権を取れません。自民党もいずれ駄目になりますが、その時はお国が駄目になる時です。次の衆院選で、どこが野党第1党になるかなんて関係ありません。そもそも野党第1党になって何をするんですか。屁みたいなものです。
(続きは『中央公論』2023年12月号で)
構成:天野雄介(読売新聞政治部)
撮影:米田育広
小沢一郎(立憲民主党衆議院議員)
〔おざわいちろう〕
1942年岩手県水沢市出身。慶應義塾大学卒業。69年に衆院旧岩手2区で初当選し、自治相などを経て、47歳で自民党幹事長に就任。93年に離党し、新生党を結成。非自民の細川連立政権発足を主導した。2009年に民主党政権を誕生させ、党幹事長に就任。12年、消費税増税をめぐり、野田佳彦首相らと対立し、約50人とともに離党し、新党を結党。20年に旧立憲民主党と旧国民民主党などが合流した現在の立憲民主党に参加。衆院当選18回。
1942年岩手県水沢市出身。慶應義塾大学卒業。69年に衆院旧岩手2区で初当選し、自治相などを経て、47歳で自民党幹事長に就任。93年に離党し、新生党を結成。非自民の細川連立政権発足を主導した。2009年に民主党政権を誕生させ、党幹事長に就任。12年、消費税増税をめぐり、野田佳彦首相らと対立し、約50人とともに離党し、新党を結党。20年に旧立憲民主党と旧国民民主党などが合流した現在の立憲民主党に参加。衆院当選18回。