中央公論 2020年2月号
2020年2月号(1月10日発売)
定価950円(本体価格864円)
【特集】受験生をふりまわすな! 入試大混乱
〔対談〕
迷走する大学改革 今必要なのは、撤退と決算だ
竹内 洋×佐藤郁哉
エセ演繹型思考による政策決定を駁す
教育改革神話を解体する
苅谷剛彦
頓挫した韓国、多面的な中国、長期的選抜のデンマーク
各国も試行錯誤 「話す」「書く」英語試験事情
天野一哉
【激突】
==推進派、反対派に問う==
それでも入試改革が必要な理由
鈴木 寛
現場を惑わす曖昧な改変は止めよ
南風原朝和
対談を終えて
今井むつみ
受験生保護の大原則に従った入試制度改革を
英語民間試験利用を見送った東北大学の入試設計思想
倉元直樹
〔対談〕
二大受験マンガ『ドラゴン桜』vs.『二月の勝者』
国が投資(インベスト)すべきはトップ層か
中間層か恵まれない層か?
三田紀房×高瀬志帆×司会:おおたとしまさ
〔対談〕
人生を賭けた高校生に大迷惑 教育を政争の具にするな!
池上 彰×佐藤 優
==私と受験==
制度が変わっても、「マドンナ古文」が貫いてきたもの
荻野文子
小説家への夢、インドとの因縁、呪われた執拗さは入試で養われた
石井遊佳
雑書ノートの頃
千葉雅也
【時評2020】
入試改革、何を見直すか?
砂原庸介
大型経済対策の狙いは何か
土居丈朗
「館」が象徴する安倍長期政権と野党の存在感
東 浩紀
【田原総一朗が広井教授に迫る】
経済優先、都会志向はもう古い!
昭和的価値観を捨て、人口減少社会を乗り切れ
広井良典×聞き手:田原総一朗
==追悼 中曽根康弘元首相==
私心なき勉強家 盟友との六十余年
渡邉恒雄
生涯現役を自任し、最期まで悩み抜いた憂国の保守政治家
服部龍二
【特別対談】
令和の世に『万葉集』を読み直す
中西 進×五木寛之
サーベイ実験で検証する2%増税と軽減措置の影響
消費増税とアカウンタビリティ
河野 勝
【公論2020】
占領米軍の特権がなぜ温存され続けるのか
安保改定、日米地位協定調印から六〇年
山本章子
今なぜ東京に「そそる」モニュメントがないのか
五輪、都市、アニメーション
押井 守×聞き手:五十嵐太郎
〔ルポ〕
優越感と劣等感が混迷を深くする
香港市民を苦しめる中国との「立場の逆転」
中島 恵
〔巻頭特別企画〕
THE LEADER―戦略を語る
金杉恭三・あいおいニッセイ同和損害保険 代表取締役社長
《好評連載》
炎上するまくら㊳
「時間」はないの?
立川吉笑
新・農業の未来を考える④
安すぎる小売価格の再考を
新山陽子
大学とオリンピック④
部の伝統ゆえ、オリンピックを辞退
小林哲夫
冒険の断章⑭
われわれを突き動かす野性
角幡唯介
地図のある人生㊲
大学の郊外移転 先駆けは明治大正期
今尾恵介
酒は人の上に人を造らず㊻
天国まではしご酒
吉田 類
《新連載》
世界を動かす中国の秘密結社①
謎めいた加入儀式
安田峰俊
ロバート キャンベルの一冊対談集①
古典に学んだ「ボーダレス芸術」が問いかけるもの
猪子寿之×聞き手:ロバート キャンベル
《小説連載》
雪澱【第6回】
黒川博行
当確師 十二歳の革命【第16回】
真山 仁
注目連載
●ニュースの一枚
●Stage
河合祥一郎
●フィギュアスケートの肖像⑪
宇都宮直子
●Film
渡辺祥子
●バルセロナの窓から㊻
大野ゆり子
●深層NEWSの核心
●音楽には物語がある⑭
小谷野 敦
グラビア
●日本の至宝能面㉖伝山姥
文・田沢裕賀
●美しい城下町を訪ねて②石川県金沢市
撮影・篠原宏明/文・植田伊津子
●アート集団チームラボの作品世界
●海洋生物はおもしろい
撮影と文・伊勢優史
●闇に浮かぶ獣たち
撮影・山下晃伸
連載/コラム
●新刊この一冊
伊勢谷 武
●著者に聞く
町田哲也
●ブッククリップ
●このマンガもすごい!
かとうちあき
●目からウロコの名作再読⑭
山口恵以子