中央公論 2019年12月号
2019年12月号(11月8日発売)
定価950円(本体価格864円)
【特集】国語の大論争 ―「論理国語」と大学入試
〔詩〕
私語
谷川俊太郎
〔対談〕
自分を豊かにするために、若者は言葉をどう学ぶべきか
「広義の文学」の可能性を求めて
ロバート キャンベル×紅野謙介
「論理国語」という問題
伊藤氏貴
《こくご・国語・コクゴ》
フランスの国語教育
辻仁成
僕はこうして日本語を覚えた
片岡義男
期待はしない、今も昔も将来も
黒田龍之助
日本語を外側から見つめて
金田一秀穂
〔対談〕
めざすは世界標準の母語教育
スポーツ界や一流企業が「言語技術」に飛びつく理由
田嶋幸三×三森ゆりか
【時評2019】
日本は二十一世紀のイギリスになれるのか
細谷雄一
これからの日本の経済政策はどうあるべきか
小林慶一郎
大嘗祭を考える
原武史
《日韓クライシス》
〔対談〕
韓国・国立外交院教授と語る歴史、経済、安全保障
日韓関係を遮る「三重の葛藤」
曺良鉉×西野純也
文政権の選択は「狙撃」か「ワンチーム」か
韓国財閥はいま?
安倍誠
悪化する日韓関係 今こそ読みたい『「歴史認識」とは何か』
故・大沼保昭先生に教えられた歴史と向き合う「俗人」目線
江川紹子
《祝・吉野彰さん ノーベル賞受賞》
科学技術行政から見た制度的・文化的課題
日本人ノーベル賞受賞が続くための条件とは?
有本建男
「アホ」な「変人」を育む京都大学
自由の気風がノーベル賞受賞者を生む
酒井 敏
[公論2019]
デジタル新興国論
伊藤亜聖
[対談]
2019年新語・流行語から社会学者が世相を斬る
「令和」の「上級国民」は「断韓」「タピオカ」騒ぎに興じたか
橋本健二×吉川徹
[対談]
21世紀の新・経済学③
ブロックチェーンから考える未来の組織と意思決定
坂井豊貴×安昌浩
「思う」だけの政治家から脱皮できるか?
小泉進次郎のことばを言語学者が丸裸にする
東照二
[対談]
今井首相補佐官、北村NSS局長の研究
異例の官邸人事、その狙いとリスク
手嶋龍一×佐藤優
永田町政態学
首相の解散発言に臆測 与党ペースいつまで?
遺墨「欧米客中作」に見る井上円了の世界
宇田川晴義
新・農業の未来を考える②
若者が暮らしやすい農村に
髙野克己
大学とオリンピック②
1940年「幻の東京五輪」の学徒動員
小林哲夫
[対談]
ポスト・ヒューマン時代こそ「広告×哲学」の智恵を
出でよ、哲学者という「最強のコピーライター」
岡本裕一朗×深谷信介
《好評連載》
冒険の断章⑫
人はなぜ冒険をするのか
角幡唯介
地図のある人生㉟
洪水と堤防の戦い
今尾恵介
炎上するまくら㊱
こどものツボ
立川吉笑
《連載小説》
雪澱【第4回】
黒川博行
当確師 十二歳の革命【第14 回】
真山仁
注目連載
●ニュースの一枚
●Stage
河合祥一郎
●人事消息地獄耳
●Film
渡辺祥子
●グラビアフィギュアスケートの肖像⑨
宇都宮直子
●Art
安村敏信
●バルセロナの窓から㊹
大野ゆり子
●深層NEWSの核心
●音楽には物語がある⑫
小谷野 敦
グラビア
●日本の至宝㉔ 伝源頼朝坐像
文・田沢裕賀
●歴史的建造物探訪【最終回】 法務省赤れんが棟
撮影・薈田純一/文・仲宇佐ゆり
●わたしの仕事場㊱ 江口寿史
撮影・大河内禎
●ウィーンのベートーヴェン
撮影と文・鷹野 晃
●闇に浮かぶ獣たち
撮影・山下晃伸
●アート的産業遺産
撮影と文・黒沢永紀
連載/コラム
●新刊この一冊
稲増龍夫
●著者に聞く
北村一真
●ブッククリップ
●このマンガもすごい!
難波功士
●目からウロコの名作再読⑫
鈴木涼美