中央公論 2020年12月号

2020年12月号(11月10日発売)

定価950円(本体価格864円)

電子版

2020年11月17日 配信予定

中央公論 2020年12月号

【特集】スガノミクスを占う 経済大論戦

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【 特集 】
スガノミクスを占う
経済大論戦

【 経営 】

企業と人の新陳代謝を進めよ
需要喚起のアベノミクスから企業活性化のスガノミクスへ
新浪剛史 伊藤元重

日本コカ・コーラ、タカラトミー、新日本プロレス、そして......
日本企業が"3カウント"を取られないための経営術
ハロルド・ジョージ・メイ×伊藤元重

【 雇用・労働 】

アベノミクス総括から見える雇用政策の課題
「最低賃金引き上げ」策の 狙いと負のシナリオ
玄田有史

〔対談〕
連合会長に「リベラル保守」の論客が迫る
野党が「乗り移れる船」になるための対抗軸
神津里季生×中島岳志

【 ルポ 】

「地方創生」でも人口減少に歯止めかからず
菅首相の郷里・湯沢市秋ノ宮に見る地方の苦境
葉上太郎

存続、廃業、M&A......
コロナ禍に揺れる中小企業
高橋 徹

【 財政・経済政策 】

日本経済のアルゼンチン化を回避せよ
コロナ不況と巨額財政赤字の行方
▼佐藤主光

無形の資源を守る有事の経済政策
菅政権に求められる財政支出の規模と中身
▼飯田泰之

【時評2020】
コロナ後は「低金利の罠」からの脱却を
▼土居丈朗

【 規制改革 担当大臣に迫る 】

仮想通貨、電波オークション、ドラッグラグ......。
規制改革で暮らしを豊かに
「脱ハンコ」から始まる日本経済再生
▼河野太郎×聞き手:坂井豊貴


時評2020


政治と専門家──何が政治に抑制を促すか
▼砂原庸介


人類が無力に直面した二〇二〇年
▼東 浩紀


【 ナンバー2の研究 】

官房長官論
政権の黒子か総理への道か
▼御厨 貴×聞き手:吉田清久

〔 私の考える「名参謀」〕
菅首相の好きな戦国武将 豊臣秀長とは何者か?
▼小和田哲男

実務家と貴種──ナポレオンと二人の参謀
▼佐藤賢一

ビジネスで求められるのは戦略家ではない
▼荒川詔四


〔対談〕
菅政権発足にみるニッポンの危うい民主主義
▼池上 彰×佐藤 優

〔対談〕
理論疫学のエースに訊く最新分析状況
解禁ムードの今こそ、「隙を突くウイルス」の本質を伝えよう
▼西浦 博×川端裕人

ジジェク、ガブリエル、そしてハラリら
世界の哲学者は感染症にどう向き合っているのか?
▼岡本裕一朗

コロナ禍で深まる孤独感、同調圧力......
不寛容社会が経済をシュリンクさせる
▼門倉貴史

「愛の不時着」に見る韓国・北朝鮮女性のリアル
▼春木育美



好評連載

スパコン世界一「富岳」の正体②
日本の科学研究を加速するギア・チェンジャー
▼小林雅一


炎上するまくら㊽
二〇七〇年から、こんにちは
▼立川吉笑


地図記号のひみつ⑦
ダムと堤防から見える地域の暮らし
▼今尾恵介


連載小説

蚕の王【第9回】
▼安東能明

雪澱【第16回】
▼黒川博行


グラビア

日本の至宝【最終回】
松林図屛風
▼文・田沢裕賀

美しい城下町を訪ねて⑫
秋田県 仙北市角館町
▼撮影・篠原宏明/文・植田伊津子

巻頭特別企画
THE LEADER─戦略を語る─
▼加藤洋一(新横浜かとうクリニック院長)

昭和モダン建築東西勝負③
建築家:ヴォーリズ
▼撮影・黒沢永紀、文・北夙川不可止


連載・コラム

ニュースの一枚

深層NEWSの核心

音楽には物語がある㉔
▼小谷野 敦


書苑周遊

新刊この一冊
鷲田めるろ

著者に聞く
頭木弘樹

このマンガもすごい!
難波功士

2020年12月号【編集長から】

★一九八〇年代から九〇年代にかけて、さまざまな規制が緩和されました。バイク少年だった私にとっては、国内で販売するバイクの排気量の上限を決めていた日本メーカーの自主規制の撤廃や、免許制度の改正で大型バイクに乗りやすくなったことなどが印象に残っています。乗用車のドアミラーの解禁も八〇年代でした。こうした規制見直しの背景の一つに日米貿易摩擦がありました。「日本市場で米国製品が売れないのは、日本の非関税障壁が原因だ」という外圧によって国内のルールが変わるのは少々しゃくに障ります。だた、実際やってみればなんということはなく、その規制は必要だったのかと思うものも多々ありました。

★今月号に掲載したインタビューで河野太郎規制改革担当大臣は「行政側が『アリバイ作り』のために安全レベルを高くしてしまい、物事が進まなくなっていることもよくあると思うのです」と語っています。今なお前例踏襲やアリバイ作りのための規制や慣習は山ほどあるでしょう。改革に邁進する河野大臣がまず手をつけたのがデジタル化の入り口である「脱はんこ」。コロナ禍でデジタル化の遅れが表面化した今、改革の実行をためらう理由はありません。個人的には、はんこが捺された文書は、紙の白と文字の黒、朱肉の赤のコントラストがきれいで好きですが。

編集長:吉山一輝