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中央公論 2021年9月号

2021年9月号(8月10日発売)

定価950円(本体価格864円)

電子版

発売中

中央公論 2021年9月号

【特集】昭和の戦争、令和の視点

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【 特集 】
昭和の戦争、令和の視点

〔対談〕
理念・民衆・メディア──
歴史研究から戦争を問い続ける意味
▼戸部良一×小山俊樹

満洲事変──1931年
国民と軍部を結びつけた起点
▼加藤聖文

盧溝橋事件──1937年
相互不信から生み出された泥沼への道
▼岩谷 將

第二次上海事変──1937年
全面戦争への転換点
▼庄司潤一郎

ノモンハン事件──1939年
日ソ衝突から学ぶ現代史的意義
▼花田智之

大東亜戦争── ~1945年
「先の戦争」をどう伝えるか
▼波多野澄雄


【 特集 】
東京五輪の遺産と傷痕

〔対談〕
誰のためのオリンピックか?
東京2020を翻弄したコロナ・政治・商業主義
▼二宮清純×坂上康博

波乱の東京大会はグレート・リセットの好機
「コロナ五輪」の教訓を未来へつなげ!
▼山口 香


時評2021

五輪と政治
▼鈴木一人

「西村発言」と飲食業への隠れた偏見
▼飯田泰之

スパコン「富岳」も参入、五輪をめぐる「科学」的言説
▼内田麻理香


コロナ禍における政治体制の実証分析
民主主義は権威主義に劣るのか?
▼安中 進

劇場化した日本の「政治と文学」
"感染者数パワハラ"に狼狽する令和の民主主義
▼先崎彰容

特定秘密保護法、平和安全法制、北朝鮮──
3人の総理の下で安保・危機管理を担った10年
▼北村 滋


田原さんにだけ話そう、女性蔑視発言、モリカケ桜、キングメイクの裏側
菅総理はとにかく早く解散・総選挙に打って出よ!
▼森 喜朗/聞き手:田原総一朗

〔対談〕
資本主義に抗う生きる喜び、強い思想
豊かな未来のための「脱成長」戦略
▼森田真生×斎藤幸平

『占領神話の崩壊』著者インタビュー
「不都合な真実」こそ国民の財産だ
▼西 鋭夫

老いとうつとコロナの時代
老いるとは今を生きること
▼森村誠一

〔対談〕
児童も教員も学校から逃げ出した!
もはや異常レベルの不登校
▼斎藤 環×佐藤 優

〔対談〕
YouTubeに負けない魅力ある教育とは?
大学生き残りのカギを握る「定年後の学び」の波
▼楠木 新×櫻田大造

現代怪談の変遷
日本人は何を怖がってきたのか
▼吉田悠軌

地球行商人
味の素 グリーンベレー【第8回】
▼黒木 亮


好評連載

冒険の断章㉖
書くためにネタを探す外道   
▼角幡唯介


地図記号のひみつ⑯
陸軍は星、海軍は錨のマーク   
▼今尾恵介


炎上するまくら57
炎上する出演作   
▼立川吉笑


連載小説

馬上の星──小説 馬援伝 【第5回】   
▼宮城谷昌光


南洋のエレアル【第7回】   
▼中路啓太


任俠楽団【第7回】   
▼今野 敏


雪澱【第25回】   
▼黒川博行


グラビア

海神の楽園⑨
▼撮影・文:伊勢優史

美しい城下町を訪ねて㉑
宮崎県 日南市飫肥
▼撮影:米田 渉/文:牧口じゅん


連載・コラム

ニュースの1枚

深層NEWSの核心

音楽には物語がある㉝
▼小谷野 敦


書苑周遊

新刊この一冊
▼木下こづえ

著者に聞く
▼福岡伸一

このマンガもすごい!
▼杉田俊介

Book Clip

2021年9月号【編集長から】

「昼に家で飯を食って、また松根油を取りに山に行こうとしたら、親父に『もう行かなくていいぞ』と言われたんだ」。父の8月15日の記憶です。母は上空をB29が通過するたびに友達と「今に見ていろB29」と叫んだと話していました。昭和40年代生まれの私の子供のころには、まだ身近に戦争の記憶がありました。初めて連れて行ってもらった上野動物園では、白装束の傷痍軍人がアコーディオンを弾いていました。徴兵経験のある祖父が戦友と再会する場に連れて行かれ、お爺さん二人が抱き合って泣く姿をぽかんと見ていた経験もあります。いずれも、すっかり忘れていましたが、この号の編集後記に何を書こうか考えていたときに思い出しました。父母も祖父も故人となり、これらの小さな記憶は消えていくのでしょう。個々の記憶が風化したあと、昭和の戦争は歴史としてどう刻まれていくのでしょうか。研究者たちの努力は、今も続いています。

 コロナ禍の東京五輪。7月23日の少し寂しい開会式は、人が集まることで生まれる迫力や高揚感の大切さを、空っぽの観客席が伝えていました。それでも五輪。競技が始まると躍動するアスリートの姿に熱中させられました。検証、反省、改善、やるべきことは多々あるでしょう。が、まだパラがあります。選手も関係者も最後まで頑張れ。

編集長:吉山一輝