中央公論 2022年4月号

2022年4月号(3月10日発売)

定価950円(本体価格864円)

電子版

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中央公論 2022年4月号

【特集】読書の役割、教養のゆくえ

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【 特集Ⅰ 】
読書の役割、教養のゆくえ

〔対談〕

市場・AI・資本主義
書籍から照らす日本の経済社会   
▼山形浩生×井上智洋

進化論がもたらす「知のパラダイム転換」
自然科学は人文・社会科学を吞み込むのか
▼橘 玲

ビジネスに役立ち、成功へつながる──!?
ファスト教養は何をもたらすのか
▼レジー

読書会という試み
人生100年時代の問いとコミュニティ   
▼山本多津也

なぜ批評は嫌われるのか
「一億総評論家」の先に生じた事態とは   
▼速水健朗

A5判ムックに刻印された90年代
雑誌が「時代を映す鏡」だった時代   
▼鴇田義晴

勉強をしてこなかった僕が考える教養
心のゆとりを得るために小説を読む   
▼けんご


【 特集Ⅱ 】
平時と有事の分水嶺

〔鼎談〕
東日本大震災、コロナ禍、安全保障 もはや「想定外」ではすまされない
「危機対応」への喫緊の課題   
▼御厨 貴×鈴木一人×松川るい

前統合幕僚長に聞く 緊迫する東アジアの安保環境
「最悪の事態」を想定して 万全の体制を整えよ   
▼河野克俊

パンデミックへの対応を阻む4つの問題点
医療崩壊の原因を「国会事故調」で総括せよ   
▼鈴木 亘


時評2022

早すぎたポピュリストの生と死
▼井上正也

物価と金利
▼坂井豊貴

「推しメン休暇」に見る仕事と自由
▼小川さやか


〔鼎談〕
安全のための規制は受け入れる、でも同調圧力はイヤ
2000人調査から見えた 日本人の「自由」と「平等」観   
▼宇野重規×重田園江×渡辺 靖

習近平の五輪外交を読み解く
米国の圧力がもたらす中国外交の新たなステージ   
▼益尾知佐子

国民を分断する歴史教育と左翼意識の「目覚め」
中間選挙をも揺るがすアメリカの「文化闘争」   
▼会田弘継


【追悼】石原慎太郎

家長の厳しさと不器用な愛情で家族を守った父   
▼石原伸晃

同年同月同日に生まれて
石原さんと僕、 交わらなかった二筋の道
▼五木寛之


ウクライナと北方領土を絡め、日本の「スパイ活動」を摘発!?
ロシアの情報工作と恫喝に屈するな   
▼佐藤 優

サイバー情報操作の脅威から日本をどう守るのか   
▼大澤 淳

分裂、追放、消滅......それでも国民的娯楽は甦る
昭和のプロレスを支えた名プロデューサーたち   
▼福留崇広

地球行商人
味の素 グリーンベレー【第15回】   
▼黒木 亮


好評連載

琉球切手クロニクル⑯
アメリカの介入で発行中止に
▼与那原 恵


炎上するまくら64
17歳の談志
▼立川吉笑


現代中国と少数民族③
転生をめぐるチベット族の事情と共産党の抑圧   
▼安田峰俊


連載小説

馬上の星──小説 馬援伝 【第12回】  
▼宮城谷昌光

チャンバラ【第2回】
▼佐藤賢一

南洋のエレアル【第13回】  
▼中路啓太


グラビア

海神の楽園⑯
▼撮影・文:伊勢優史

美しい城下町を訪ねて【最終回】
長崎県 平戸市
▼撮影:米田 渉/文:牧口じゅん

【追悼】石原慎太郎

【追悼 】立花隆の書棚展 
▼撮影・文:薈田純一

美しき琉球切手⑯
▼文:与那原 恵


連載・コラム

ニュースの1枚

深層NEWSの核心

音楽には物語がある㊵
▼小谷野 敦


書苑周遊

新刊この一冊
▼佐藤哲彦

著者に聞く
▼ベンジャミン・クリッツァー

このマンガもすごい!
▼川勝徳重

Book Clip

2022年4月号【編集長から】

2月24日、ロシアがウクライナに軍事侵攻しました。許されない暴挙です。緊張が高まる中で、欧米各国は事態の鎮静化を目指して外交活動を展開。「ロシアは踏みとどまるのでは」との期待もありましたが、核までちらつかせるプーチン大統領の前では幻想に過ぎなかったようです。米ソ冷戦終結により構築された世界の秩序はこのまま崩壊し、世界を二分する新たな冷戦構造が作られていくとの見方も出ています。世界各国からロシアへの非難の声があがる中、中国はロシア寄りの姿勢を示しています。欧州で起きたことは、いつ東アジアで起きてもおかしくありません。

プロレスが昭和を代表する国民的娯楽であったことは間違いないでしょう。しかし、それを取り巻く状況は大きく変化していきます。「プロレスは真剣勝負ではない」。本気でプロレスを見ていた昭和の子供たちは、この「真実」に大いに落胆したものです。いつしかテレビ中継もなくなり、お茶の間から遠ざかっていきました。しかし、プロレスは紆余曲折を経て新たなファンを獲得していきます。その裏にあったのは興行を支える裏方の知恵と努力です。今月号に福留崇広さんの「昭和のプロレスを支えた名プロデューサーたち」を掲載しました。担当は仕事の合間に格闘技の鍛錬に励む編集部随一の武闘派・工藤です。

編集長:吉山一輝