2014年1月号【編集後記】

★門脇神父と加賀先生の対談のために上智大学を訪れたのは11月半ば。創立百周年を迎え、またザビエルウイークを控え、活気に満ちたキャンパスの一角に、その静謐な空間はあった。クルトゥルハイム聖堂。

玄関脇にはイエズス会創設者のイグナチオ・デ・ロヨラ、第28代総長ペドロ・アルペの像。明治期に建てられたこの「文化の館」で、教皇フランシスコの言葉について、お二方から懇切丁寧な解説を伺う。門外漢がどこまで理解できたか心許ないが、些事に追われてばかりの我が身を省みる時間となったのはたしかだ。★今月号から少し模様替え。時評の執筆陣が代わり、我々の大先輩である村松友視氏の新連載「金沢の不思議」も始まりました。ご期待ください。(木佐貫)

★某月某日。初めての坐禅。最初は、肩胛骨を開いたり、骨盤を動かしたりして体をほぐす。整体やヨガなどにも詳しい藤田一照さんの話は具体的で、それだけでも得した気分に。ゆっくり体をほぐした後でいよいよ坐禅開始。緊張感はなく、あっという間に30分が過ぎる。あまりに気持ちよかったせいで途中で意識が遠のいてしまったのはココだけの話。近所だったらぜひまた行きたいところです。(安倍)