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小峰ひずみ 平成世代が描く左翼像――エンパワーメントによる新しい連帯のかたち

小峰ひずみ(批評家・エッセイスト)

医療・福祉の知見がヒントに

 この問題を考える上で他分野の知見が参考になる。人間が欲望を表現できない・持てないという状況を改善するため日々奮闘しているのが、医療や福祉に携わる人々だ。

(続きは『中央公論』2022年8月号で)


[注]
(1)アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート著 水嶋一憲ほか訳『〈帝国〉──グローバル化の世界秩序とマルチチュードの可能性』以文社、2003年、73頁
(2)マーク・フィッシャー著 セバスチャン・ブロイ、河南瑠莉訳『資本主義リアリズム』堀之内出版、2018年、60頁

中央公論 2022年10月号
電子版
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小峰ひずみ(批評家・エッセイスト)
〔こみねひずみ〕
1993年大阪府生まれ。大阪大学卒業。教師、大阪労働学校アソシエ事務員、介護士を経て、現在は執筆業。哲学カフェのファシリテーターを務め、シェアハウスの運営、デモの主催などにも携わる。論考「平成転向論──鷲田清一をめぐって」で、第65回群像新人評論賞優秀作受賞。著書に『平成転向論──SEALDs 鷲田清一 谷川雁』。
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