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前原誠司 いつも本気で叱ってくれた――稲盛和夫の思想と行動

前原誠司(国民民主党代表代行・元外相)
稲盛和夫氏(写真提供:Natsuki Sakai/アフロ)

 初めて稲盛和夫さんにお会いしたのは、私が28歳の時でした。松下政経塾の8期生として在塾中でしたが、地元の京都で府議会議員選挙に出ることになり、政経塾の理事をされていた稲盛さんにごあいさつに伺ったのです。1991年4月の選挙でした。政経塾出身者ということで、稲盛さんは「それでは応援してやろう」と言ってくださいました。

 印象深いのは93年7月、最後に中選挙区制度で行われた衆院選に日本新党から出馬した時のことです。初当選した後、「盛和(せいわ)塾」(稲盛氏が主宰した中堅・若手経営者らの勉強会)のメンバー数人にご紹介いただきました。

 そのうちの一人がパソナグループ代表の南部靖之さんでした。それが縁で、私は妻(パソナグループに勤務していた愛里夫人)と結婚することになりましたから、稲盛さんがきっかけを作ってくださったと思っています。

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