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ベストセラーを熱量だけで大量受注してもらった新入社員は 「むしろ何もしないほうが売れるのでは?」から逆転できるのか!?

あの本が売れてるワケ 若手営業社員が探ってみた

手作りパネルで仕掛け販売開始!その結果は、、、?

(有隣堂横浜駅西口ジョイナス店様にて撮影)

有隣堂横浜駅西口ジョイナス店様にてめでたく仕掛け販売が開始!その数なんと50冊。え、50冊?あんなに分厚いのに??お店では6面展開になるとのこと。場所は最も目立つ通路沿い。こりゃあ売れなきゃ大変だ...。という心配をしてくれていたのは書店担当先輩で、実のところ私は50冊とか6面とかが多いのか少ないのかもいまいちピンと来ておらず、根拠なき自身に満ち溢れ、これはうっかりバズっちゃったりなんかして......50冊で足りるのかしらンぐふふ、と浮かれていました。そしてなにより大好きな本に自分の書いたパネルが飾られてるッッ、という興奮でいてもたってもいられず、その週末はひとりお店に出かけていき、小1時間遠巻きにお客さんの動向を観察するという不審者スレスレのプレイをかましました。人だかりができているんだろうナァ。ワクワク。

が、しかし。

そう甘くはありませんでした。

結局1時間の観察のあいだ買ってくれたひとはおらず、それどころか手に取ってくれた人が1人のみ。お客さんはたくさん来ていたし、素人目にもいい位置に置いていただいているのにどうして、、しょぼん。

実際1週間後に売り上げデータを見ると、2冊。嘘だ!このままじゃすぐに返品されてしまう!!その前になんとかテコ入れを...!!と思い、急ぎパネルの修正に取り掛かりました。

諦めずに修正修正! ベテラン部長の衝撃の提案とは?

実際に見に行った時、まっさきに思ったのは「意外と目立ってない」ということ。

白地に赤字でメインキャッチを書き、下にびっしりと感想&おススメ文を書いたものでしたが、完全に埋もれていました。そこで配色を変えたのが現在のデザイン。

黒と赤という、ACミラン、あるいはNETFLIX、あるいはミッキーマウスといった、まさに1軍、圧倒的存在感の配色にお色直し!設置し直していただきました。

パネルを設置し、本を並べ終わると同行していた部長から衝撃のひとこと。

「パネルと装丁がちぐはぐだな......よし、帯塗りつぶしちゃうか。」

「???」と思っていたら黒のマッキーを買いに行かされ、バックヤードで本当に帯を塗ることに。真っ赤だった帯は上下を黒く塗りつぶされ、パネルと同じ配色に生まれ変わりました。

そんなのあり!?と思った方、いやほんとそうですよね。アリなんだ。聞けば帯は販促物なので書店の許可があればよい、とのこと。勉強になります。

ドキドキで1週間後、売り上げデータを。さあどうだ......2冊。

前にも見た数字でした。

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