皆さんから寄せられた投票の中から、いくつかを抜粋してご紹介します。
「死」は進化が作った仕組み
生物学者である著者が壮大な謎の解明を試みた佳作。
▼なぜ生まれてきて、なぜ死ななくてはならないのか。偶然と必然。生物学的な視点から見える、人類への提言
(丸善お茶の水店・金澤秋士)
▼当たり前に感じることを問いとして立て、生物の魅力を語っていく様子にひかれた。冒頭の天文学者に関する話から一気に引き込まれた
(ちくまプリマー新書・橋本陽介)
死は次世代が居場所や食料を獲得するために不可欠であり、進化が 作った仕組みだと著者は語る。
▼ヒトが死ぬのは「老化」ゆえなのだが、なぜ細胞
(教文館・伊藤豊)
▼過度に思弁的にも専門的にも
(新潮新書・阿部正孝)
▼原初の生物は、原理上、死ななかった。生物の歴史の中で、「死」はいつ、なぜ誕生したのか。そして「死」が持つ意味とは何か? 誰もが忌み嫌う終着点「死」について、生物学の視点から迫る一冊。少しだ
け、「死」を肯定的にとらえられるようになるはずです
(BOOKSなかだ上市パル店・中田祥平)
▼一見なにげないタイトルに込められた、問題意識の深さを思わされます
(朝日新書・宇都宮健太朗)
〔『中央公論』2022年3月号より〕
「新書大賞2022」上位20冊までのランキングと、有識者49名の講評など詳細は、2022年2月10日発売の『中央公論』3月号に掲載されています。
特設ページでも上位20位までのランキングを掲載しています。
「新書大賞」特設ページ https://chuokoron.jp/shinsho_award/
1