繁栄と迫害、離散の歴史が一冊に
3000年に及ぶユダヤ史を聖書学に基づきひもとく。
▼今日に至るユダヤ人と彼らを取り巻く政治・経済・社会環境との関わりを丹念に解きほぐしながら、パターン化したユダヤ人論を排してフラットな視点を私達に提供してくれる。なぜホロコーストに代表される偏見や迫害を受け続けたのか? 一方でイスラエルによる加害行為はなぜ止むことなく続くのか? その謎が氷解しました(MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店・岡一雅)
▼世界史における「組み合わせ」という切り口と、三千年史でそれを貫く著者の力量に導かれた(日本経済新聞・桂星子)
異なる宗教を持つ人々がいかに共生するかという視点をベースに、世界中に離散した「流転の集団」の壮大な歴史を描ききった、著者の手腕を評価する声も多い。
▼存在自体がすごい系新書の2025年ナンバー1(ハヤカワ新書編集長・一ノ瀬翔太)
▼『〜の歴史』という本を多く刊行している中公新書に、今までユダヤ人がなかったのは意外だったが、推測するにとても一冊ではまとめ切れないと思われていたからではないか。その難題をやってのけた力業に敬服すると共に、「新書」の実力と可能性が示されたことも新書担当として誇らしく思う(山下書店羽田店・里見清)
▼多くの人が知りたいと思いながらも怪しい情報が氾濫していたジャンルで、安心して人に薦められる良書。クオリティと信頼を保ちながら長大な歴史を書ききった力量に脱帽(岩波新書編集長・中山永基)
〔『中央公論』2026年3月号より〕
「新書大賞2026」上位20冊までのランキングと、有識者47名の講評など詳細は、2026年2月10日発売の『中央公論』3月号に掲載されています。
特設ページでも上位20位までのランキングを掲載しています。
「新書大賞」特設ページ https://chuokoron.jp/shinsho_award/