大学サークル文化終焉の危機?
残る大きな課題はサークル活動の停滞である。同じ学年の学生同士は、オンライン授業や対面授業によってまだコミュニケーションが可能だが、上下の繋がりはサークル活動がないと難しい。
いまだサークル活動に関しては制約が厳しく、十分な勧誘ができない、学内の施設が使えない、飲み会ができないなど、コロナ前のように活動できていない大学は多い。そしてコロナ禍が2年も続いていることから、コロナ以前のサークル活動を知る上級生が就職活動や卒論などによって引退し始めており、サークル文化が継承されなくなるのでは、という懸念が生まれている。
(後略)
室橋祐貴(日本若者協議会代表理事)
〔むろはしゆうき〕
1988年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学大学院政策・メディア研究科修士課程中退。2015年に日本若者協議会を設立。専門・関心領域は政策決定過程、デジタルガバメント、社会保障、財政、労働政策、若者の政治参画など。
1988年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。同大学大学院政策・メディア研究科修士課程中退。2015年に日本若者協議会を設立。専門・関心領域は政策決定過程、デジタルガバメント、社会保障、財政、労働政策、若者の政治参画など。