石破茂氏「楽しそうな総理はいなかった」と振り返る。独自インタビューで
安倍首相の突如の辞意表明を受けて、次の総裁選への動きが慌ただしい。
有力候補とされる石破茂氏はインタビューに答えて、「私は楽しそうだった総理を見たことがない」と明かした。これは田中角栄、竹下登、橋本龍太郎、小渕恵三、福田康夫といった歴代の総理をふりかえったものだが、安倍首相については「幹事長として選挙を共に戦い、あるいは地方創生担当大臣としてお仕えもしましたが、やはり重責を担われているのだなと思いました。近しい人を徹底的に大事にされる本来の優しさと、総理に求められる決断とを両立させるのは、難しいことも多々あるのだろうと勝手に思っています」と語った。
来る総裁選については「未来永劫続く政権はないので、誰かが次にやらなきゃいけない。そのときに、これだけ役職を重ねて、総裁選挙に三回も出た人間が、『浅学非才の私にはできません』とか『もうやめます』とは言えません。選挙で選ばれた政治家は、国民の代表なのですから、本当にやらなきゃいけないときに逃げるわけにはいかないのです」と語っている。石破氏の動きに注目だ。
インタビュー記事は、現在発売中の月刊『中央公論』9月号において、写真ページを含め8ページ、およそ7000字にわたり掲載している。
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