佐藤友紀 日本は「子の連れ去り大国」――国際結婚破綻に伴い海外から批判の声
佐藤友紀(読売新聞国際部記者)
国際結婚の破綻などに伴い、「日本人のパートナーに子どもを連れ去られた」と訴える外国人が後を絶たない。日本は「連れ去り大国」だとして、欧米が親権や子どもとの面会をめぐる制度の見直しを日本に求めるなど外交問題に発展する一方で、国内ではDV(家庭内暴力)対策が先だという声も根強い。当事者の訴えを通じて見えてきた深刻な実情と、遅々として進まない議論の背景を探った。
(『中央公論』2022年12月号より抜粋)
(『中央公論』2022年12月号より抜粋)