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「人口増の受け皿」の次の役割を求められる練馬区。「空き家だらけ」というレッテルを剥がせるかが問われる豊島区の「輝く街・くすむ街」

牧野知弘の23区「街間格差」第7回
牧野知弘
池袋東口(写真提供:Photo AC)
「家を買うなら五輪後」とまことしやかに語られた東京23区。蓋を開けてみれば、資材の値上がりや「おうち時間」増加などに伴い、むしろ首都圏では高騰したマンション・戸建ても多くみられ「期待通りにいかなかった」という読者も多いのでは。しかし不動産事情に詳しく、多くのベストセラーを持つ牧野知弘さんはコロナ前に刊行した著書『街間格差』で今の変化を鋭く予言していました。その牧野さんが23区、それぞれの区でこれから輝く街、くすむ街をピックアップ! 今回は「練馬区」「豊島区」です。

池袋文化圏と新宿文化圏にまたがる練馬区

練馬区はその東西を西武池袋線が貫いています。西武新宿線も区の南側を通っていますが、駅としては上石神井と武蔵関しかありません。

区の北東部は東京メトロ有楽町線が小竹向原、氷川台、平和台を通り、成増方面へと抜けています。

なお東武東上線には東武練馬という駅がありますが、住所は練馬区ではなく板橋区に位置しています。

ともあれ、いずれの鉄道も池袋を通過するということもあり、練馬区は元来「池袋文化圏」に属していると言えそうです。光が丘のみ、都営大江戸線にて都庁前に繋がっていますからかろうじて「新宿文化圏」と言えるかもしれません。

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