ブランド住宅街に風情ある街並み。ターミナル駅以外<すべて>備えた文京区。高齢化と広がる「街間格差」の中、立ち位置が問われる板橋区の「輝く街・くすむ街」

牧野知弘の23区「街間格差」第8回
牧野知弘

音羽、小日向。区内に点在するブランド住宅街。住むなら六義園や東大キャンパス周辺も

有楽町線の護国寺駅と丸の内線の茗荷谷駅に挟まれたエリアは都内でも屈指のブランド住宅街です。

お茶の水女子大学や跡見学園、筑波大学の付属中学校、高等学校、拓殖大学などが学園街を形成し、音羽通り沿いには出版社や老舗の菓子屋などが立ち並び、老若男女が集まり賑わいがあります。

さらに音羽の南の小日向は緑が多い閑静なブランド住宅街となっています。

4721801_s.jpg茗荷谷、播磨坂の桜並木(写真提供:Photo AC)

白山通りの北東側の本駒込には落ち着いた風情の邸宅が並びます。ここには都営の庭園である六義園があり、深い木立に覆われた佇まいが残されています。

ここは徳川綱吉の側用人だった柳沢吉保の下屋敷として造営された大名庭園。春には庭園内の桜が、秋には紅葉がライトアップされ、地元のみならず多くの人が詰めかけます。六義園周辺のマンションは六義園を借景にしており、大変に美しい街並みとなっています。

本駒込に続く千駄木にも瀟洒な邸宅が立ち並ぶエリアがあります。この付近は高台にあって日当たりもよく、池袋の高層ビル街を一望できます。

東京大学弥生キャンパスや本郷キャンパスのある周辺も、学生街ですから飲食店もあるし、寺の多い静かな環境で住むにはおすすめです。なお弥生から言問通りの坂を下れば根津に着き、そのまま「谷根千」巡りも楽しめます。

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