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大量の相続発生で「空き家問題」と向き合う大田区。海岸側と内陸側でまったく別の顔を持つ品川区の「輝く街・くすむ街」

牧野知弘の23区「街間格差」第4回
牧野知弘

長い商店街と下町情緒のある武蔵小山周辺

大田区の項目でも触れた東急目蒲線の路線変更に伴い、主要幹線に昇格した感のある東急目黒線も注目すべき路線です。

特に目黒区との境界付近に位置する東急目黒線の武蔵小山駅周辺は下町情緒が残る豊かな住宅地です。

目黒線は洗足駅と不動前駅間の地下化が実施されたために武蔵小山駅も地下駅となり、駅前広場が再開発され駅ビルが整備されています。

駅を中心に三井不動産レジデンシャルほかが開発した総戸数624戸のタワーマンション、住友不動産が中心となって開発した506戸のタワーマンションなどが完成。タワマンと下町が融合する街に生まれ変わっています。

再開発された武蔵小山の駅前(写真:中央公論JP編集部).jpg再開発された武蔵小山の駅前(写真:中央公論JP編集部)

駅前には都立小山台高校がありますが、若い高校生が街中を歩き、駅前から続く商店街は中原街道の平塚橋交差点まで続きます。

この平塚橋を中心に東急目黒線と池上線に挟まれた小山、荏原、平塚あたりは住環境と商業環境が融合した街で池上線の戸越銀座あたりまでは住宅地として恵まれた良い立地だと思います。

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