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入山章栄 「受け身の発想」から新たな技術と価値の創出へ

入山章栄(早稲田大学教授)

新しいプレーヤーの活躍で新技術を

─二〇五〇年温室効果ガス排出実質ゼロに向け、日本が環境技術でリードするには何が必要でしょうか。

 電力・エネルギー分野でいうと、地域分散型電源の普及を進め、ベンチャーなど新しいプレーヤーが活躍できるようにし、新しい技術を生み出していくことが必要です。

「みんな電力」という地域新電力に注目しています。仮想通貨の信頼性を確保するために編み出されたブロックチェーン技術を使って、再生可能エネルギーによる特定の発電所からの電気をトレース(追跡)できる仕組みを作りました。一方で、昔からの大手電力会社だけが生き残ることになるのでは、と危惧される状況がある。新しいプレーヤーによる新しい技術が可能になる規制緩和を進めなければいけません。

 

〔『中央公論』2021年3月号より〕

入山章栄(早稲田大学教授)
〔いりやまあきえ〕
1972年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所を経て、2003年に米ピッツバーグ大学経営大学院に留学、博士号を取得。08年、米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授、13年、早稲田大学大学院経営管理研究科准教授、19年より現職。著書に『世界標準の経営理論』など。
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