中央公論ダイジェスト
中央公論ダイジェストとは?
創刊130年を超える日本最長寿の月刊総合誌『中央公論』。その毎月の特集記事を中心に、電子書籍化したものが中央公論ダイジェスト(旧称・中央公論Digital Digest〔中公DD〕)です。「特集だけを読みたい」「電子端末で安価に気軽に利用したい」というご要望に応えました。第一級の知識人、論者の分析や提言を、インタビューや対談形式等でわかりやすくお届けします。
台湾有事と中国包囲網
呉国光/竹内誠一郎/岸信夫/門間理良/佐橋亮/鶴岡路人/熊倉潤/高木佑輔/青山瑠妙 著
(目次より)
●習近平体制が目指す覇権の道
米国か中国か、各国指導者が迫られる重い選択
呉国光/聞き手:竹内誠一郎
●【防衛大臣インタビュー】
台湾海峡の安定を注視
中国の現状変更への試みは容認しない
岸 信夫
●日本はいかに動くべきか?
サイバー・ミサイル攻撃から始まる中台激突
門間理良
●バイデン政権の中国戦略
「関与」から「競争」へ アメリカの方針転換
佐橋 亮
●軍事、経済、人権からのアプローチ
英・仏・独・EU、対中姿勢の「本気度」
鶴岡路人
●中露の利害はどこまで一致しているのか
強化される関係とアフガニスタン問題という宿痾
熊倉 潤
●フィリピン、シンガポール、ベトナムの選択
東南アジア諸国の対中戦略と日本への新たな期待
高木佑輔
●中国の対外強硬路線が変わらない理由
青山瑠妙
昭和の戦争、令和の視点
戸部良一/小山俊樹/加藤聖文/岩谷將/庄司潤一郎/花田智之/波多野澄雄 著
(目次より)
●〔対談〕理念・民衆・メディア──
歴史研究から戦争を問い続ける意味
戸部良一×小山俊樹
●満洲事変――1931年
国民と軍部を結びつけた起点
加藤聖文
●盧溝橋事件――1937年
相互不信から生み出された泥沼への道
岩谷 將
●第二次上海事変――1937年
全面戦争への転換点
庄司潤一郎
●ノモンハン事件――1939年
日ソ衝突から学ぶ現代史的意義
花田智之
●大東亜戦争―― ~1945年
「先の戦争」をどう伝えるか
波多野澄雄
教養と自己啓発の深い溝
村上陽一郎/大澤絢子/福間良明/牧野智和/隠岐さや香/読書猿/藤谷千明 著
(目次より)
●積めば積むほど、自らに厳しくなる知識の豊かさが本質ではない
村上陽一郎
●修養ブームが生み出した潮流近代日本の自分磨き
大澤絢子
●青年学級、大学、そして司馬?太郎ブーム格差ゆえに教養が求められた時代
福間良明
●技術知・実務知、歴史的人物、自分らしさ......「ビジネスマンの教養」の系譜と現在
牧野智和
●「大きな物語」が喪失した時代新たな知の共同体を作れるか
隠岐さや香
●運命から自身を解放するために独学のススメ
読書猿
●学びの場か、信者ビジネスか......注目集める仕組みのいまオンラインサロンに人は何を求めているのか
藤谷千明
孤独と怒りに社会は軋む
中野信子/木原祐健/石田光規/湯浅誠/田中拓道/坂本哲志/鳥海不二夫/フランシス・フクヤマ/会田弘継/磯部涼/斎藤環/佐藤優 著
(目次より)
●〔対談〕暴走する心のメカニズム
ネガティブ感情はどこから来てどこへ行くのか
中野信子×木原祐健
●人に迷惑をかけたくない......
都市に沈みゆく声なき孤立者たち
石田光規
●〔対談〕格差拡大、少子高齢化、巨額の財政赤字
分断と貧困が進む日本社会「三重苦」からの打開策は?
湯浅 誠×田中拓道
●孤独・孤立対策担当大臣に聞く
喫緊の課題に、大胆に対応する
坂本哲志
●関心競う経済に振り回されるメディアと私たち
「非実在型炎上」は何を示すのか
鳥海不二夫
●「キャンセル」が飛び交う不寛容な国・アメリカ
フランシス・フクヤマ/聞き手:会田弘継
●犯人は「一人で死ね」ばいいのか?
暴発型事件の背後に横たわるもの
磯部 涼
●〔対談〕ひきこもると意欲が低下する
「コロナうつ」と「欲望」の関係
斎藤 環×佐藤 優
東京の憂鬱
吉見俊哉/井上章一/澤田晃宏/高野之夫/丑田香澄/増田寛也/大山晃弘 著
(目次より)
●東京は復興したのか
挫折の戦後史の果てに
吉見俊哉
●「京都ぎらい」の東京論
それでも企業人は「城」を捨てられない
井上章一
●〔ルポ〕静岡、神奈川、群馬、兵庫、北海道──
リモートワーク時代の移住者たち
澤田晃宏
●区長インタビュー
豊島区は消滅可能性都市をどうやって脱却したか
高野之夫×聞き手:清野由美
●〔エッセイ〕移り住んで見えた世界
秋田の小さな町から 広がる繫がり、生まれる事業
丑田香澄
●〔対談〕女性活躍、人材環流、人口20万都市がポイント
地方は東京を使い倒せ
増田寛也×大山晃弘