中央公論ダイジェスト
中央公論ダイジェストとは?
創刊130年を超える日本最長寿の月刊総合誌『中央公論』。その毎月の特集記事を中心に、電子書籍化したものが中央公論ダイジェスト(旧称・中央公論Digital Digest〔中公DD〕)です。「特集だけを読みたい」「電子端末で安価に気軽に利用したい」というご要望に応えました。第一級の知識人、論者の分析や提言を、インタビューや対談形式等でわかりやすくお届けします。
昭和の戦争、令和の視点
戸部良一/小山俊樹/加藤聖文/岩谷將/庄司潤一郎/花田智之/波多野澄雄 著
(目次より)
●〔対談〕理念・民衆・メディア──
歴史研究から戦争を問い続ける意味
戸部良一×小山俊樹
●満洲事変――1931年
国民と軍部を結びつけた起点
加藤聖文
●盧溝橋事件――1937年
相互不信から生み出された泥沼への道
岩谷 將
●第二次上海事変――1937年
全面戦争への転換点
庄司潤一郎
●ノモンハン事件――1939年
日ソ衝突から学ぶ現代史的意義
花田智之
●大東亜戦争―― ~1945年
「先の戦争」をどう伝えるか
波多野澄雄
教養と自己啓発の深い溝
村上陽一郎/大澤絢子/福間良明/牧野智和/隠岐さや香/読書猿/藤谷千明 著
(目次より)
●積めば積むほど、自らに厳しくなる知識の豊かさが本質ではない
村上陽一郎
●修養ブームが生み出した潮流近代日本の自分磨き
大澤絢子
●青年学級、大学、そして司馬?太郎ブーム格差ゆえに教養が求められた時代
福間良明
●技術知・実務知、歴史的人物、自分らしさ......「ビジネスマンの教養」の系譜と現在
牧野智和
●「大きな物語」が喪失した時代新たな知の共同体を作れるか
隠岐さや香
●運命から自身を解放するために独学のススメ
読書猿
●学びの場か、信者ビジネスか......注目集める仕組みのいまオンラインサロンに人は何を求めているのか
藤谷千明
孤独と怒りに社会は軋む
中野信子/木原祐健/石田光規/湯浅誠/田中拓道/坂本哲志/鳥海不二夫/フランシス・フクヤマ/会田弘継/磯部涼/斎藤環/佐藤優 著
(目次より)
●〔対談〕暴走する心のメカニズム
ネガティブ感情はどこから来てどこへ行くのか
中野信子×木原祐健
●人に迷惑をかけたくない......
都市に沈みゆく声なき孤立者たち
石田光規
●〔対談〕格差拡大、少子高齢化、巨額の財政赤字
分断と貧困が進む日本社会「三重苦」からの打開策は?
湯浅 誠×田中拓道
●孤独・孤立対策担当大臣に聞く
喫緊の課題に、大胆に対応する
坂本哲志
●関心競う経済に振り回されるメディアと私たち
「非実在型炎上」は何を示すのか
鳥海不二夫
●「キャンセル」が飛び交う不寛容な国・アメリカ
フランシス・フクヤマ/聞き手:会田弘継
●犯人は「一人で死ね」ばいいのか?
暴発型事件の背後に横たわるもの
磯部 涼
●〔対談〕ひきこもると意欲が低下する
「コロナうつ」と「欲望」の関係
斎藤 環×佐藤 優
東京の憂鬱
吉見俊哉/井上章一/澤田晃宏/高野之夫/丑田香澄/増田寛也/大山晃弘 著
(目次より)
●東京は復興したのか
挫折の戦後史の果てに
吉見俊哉
●「京都ぎらい」の東京論
それでも企業人は「城」を捨てられない
井上章一
●〔ルポ〕静岡、神奈川、群馬、兵庫、北海道──
リモートワーク時代の移住者たち
澤田晃宏
●区長インタビュー
豊島区は消滅可能性都市をどうやって脱却したか
高野之夫×聞き手:清野由美
●〔エッセイ〕移り住んで見えた世界
秋田の小さな町から 広がる繫がり、生まれる事業
丑田香澄
●〔対談〕女性活躍、人材環流、人口20万都市がポイント
地方は東京を使い倒せ
増田寛也×大山晃弘
陰謀論が世界を蝕む
森本あんり/渡辺靖/秦正樹/小谷賢/保坂三四郎/岡本隆司/安田峰俊/橘玲 著
(目次より)
●〔対談〕魔女裁判、赤狩り、Qアノン......
「陰謀論大国アメリカ」のゆくえ
森本あんり×渡辺 靖
●実証研究で読み解く
「正しい知識」は防波堤になるか?
秦 正樹
●外交戦略としてのディスインフォメーション
影響力を増すサイバー空間
小谷 賢
●米国HIV製造説、JFK暗殺CIA説から読み解くフェイクニュース作戦
世界を欺くロシア情報機関
保坂三四郎
●〔対談〕それはカルトか、暴力団か、政党か?
歴史を刻む"謎"組織 中国の秘密結社とは
岡本隆司×安田峰俊
●知識社会の「パンデミック」が高学歴層を襲う日
「下級国民の反乱」が世界を揺るがす
橘 玲
非常時のリーダー学
遠藤乾/三浦瑠麗/御厨貴/本村凌二/遠藤晶久/三村憲弘/山﨑新/神野直彦/広井良典/今井亮佑/細野豪志 著
(目次より)
●〔対談〕コロナ禍で3・11の反省は生かせたか
「権力行使という難問」に挑む民主国のリーダーたち
遠藤 乾×三浦瑠麗
●〔対談〕カエサルの大局観、大久保利通の独裁力......
古今東西の偉人に学ぶ危機突破の要諦
御厨 貴×本村凌二
●「感染防止至上主義」の有権者が政権に求めるもの
世論調査に見るコロナ下の理想のリーダー像
遠藤晶久×三村憲弘×山﨑 新
●ポスト工業社会と「賢い財政」
二重の危機における明日を切り拓く
神野直彦
●文明危機の今こそグランドデザインを
AIが示唆する「分散型」と超長期視点にみる「定常化」
広井良典
●民意の把握と迅速な政策立案というジレンマ
熊本県知事は「緑の流域治水」を「球磨川モデル」になしうるか
今井亮佑
●民主党政権の原発事故対応から学んだ政治家の役割
国家の危機に命を懸けるのは誰なのか
細野豪志
環境革命の虚実
小泉進次郎/村上陽一郎/沖大幹/高村ゆかり/平沼光/高橋徹/山本貴徳/中西孝樹/五箇公一/河野博子/入山章栄/藤原辰史/斎藤幸平 著
(目次より)
●環境大臣インタビュー再生可能エネルギーとEV抜きに日本の将来は描けない小泉進次郎
●感染症戦線と「3・11」後の原子力村上陽一郎
●〔対談〕SDGs、ESG投資から脱炭素への潮流「グリーン経済成長」に向けて企業と国がなすべきこと沖 大幹×高村ゆかり
●EU、中国に伍し、日本が「資源大国」になる好機資源エネルギー覇権競争の大転換が始まった平沼 光
●国内自動車メーカーは生き残れるか高橋 徹×山本貴徳
●脱炭素社会がもたらす「電費」を競う時代中西孝樹
●人類が生き延びるための生物多様性五箇公一
●〔ルポ〕JR東海と静岡県のリニア開発議論 対立の深層「生態系劣化」抑止の国際潮流に、開発事業は対応できるか河野博子
●リニア、電力......コロナ後を展望する「受け身の発想」から新たな技術と価値の創出へ入山章栄
●〔対談〕資本主義のオルタナティヴ農に第三の道あり藤原辰史×斎藤幸平