2009年4月号【編集後記】 ★「交通至便の世の中に文明の事物を聞見せざるに非ざれども、耳目の聞見は以て心を動かすに足らずして、その古風旧慣に恋々するの情は百千年の古に異ならず、......一より十に至るまで外見の虚飾のみを事とし...
2009年3月号【編集後記】 ★まだ、日本中が敗戦の衝撃の中にあった一九四五年八月末、石橋湛山は自身が社長を務める『東洋経済新報』に「更生日本の針路―前途は実に洋々たり」という論説を発表します。そのときの日本の状態は史上最悪の破滅...